2017-08-02

シュヴァルツカイン - 薄氷の華 [2017-08-02]


#01 瓦礫の墓標、帰心の碧き (4:48)
#02 生きては苦界、死して灰 (5:19)
#03 愛すれど虚しく、 (5:06)
#04 ひがごとの眼 悔いてのち (3:58)
#05 闇宵に亡く (4:48)


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[ti:瓦礫の墓標、帰心の碧き]
[ar:シュヴァルツカイン]
[al:薄氷の華]
[by:ruki11]

[00:00.11]「瓦礫の墓標、帰心の碧き」
[00:05.11]シュヴァルツカイン
[00:08.11]詞/歪美 曲/渚
[00:11.11]
[00:48.25]鉛色の空に黒煙は舞い 遺された救われぬ手には
[00:57.95]明日を見ることはない
[01:01.06]塞がれた瓦礫の狭間から天を仰ぐ
[01:10.19]
[01:17.10]ひとひら、流れて揺らぐ華に 尊き故郷重ね
[01:26.73]帰らぬ人を待ち彼の人を想う
[01:32.17]躊躇いの胸は軋む
[01:35.82]
[01:36.22]水面が揺れる波紋の様に 永遠と見紛う程の
[01:45.73]月日刻む面影 忘らるる人よ
[01:52.30]
[01:53.89]常しえに悲しみ、弔いは願うばかり
[02:01.88]寄せては返す泡の波に時折、涙咽び
[02:11.01]揺蕩う波に舞う惜別の花は儚き者へ
[02:21.11]淡く遠く、泡沫となりて尚も傍に寄り合う
[02:29.77]愛する人
[02:32.72]
[02:51.60]揺々
[02:53.08]水面を揺らす波紋の様に 永遠と紛う事なき
[03:02.47]飛沫をあげる波に溶けて消え行く
[03:08.62]
[03:08.82]ほらごらん、空仰ぐ番の燕の雛鳥たちよ
[03:18.76]高く遠く、九十九に折り成しやがて弧を描く
[03:27.75]ひらひら風に棚引き合い日輪の照らす鯉幟と
[03:37.94]積んでは崩す瓦礫の墓標に
[03:42.57]流るる帰心の碧きよ
[03:46.48]見送る人の 影を踏み
[04:00.61]
[04:44.60]終わり
[04:46.60]


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[ti:生きては苦界、死して灰]
[ar:シュヴァルツカイン]
[al:薄氷の華]
[by:ruki11]

[00:00.11]「生きては苦界、死して灰」
[00:05.11]シュヴァルツカイン
[00:08.11]詞/歪美 曲/渚
[00:11.11]
[00:49.38]今夜もまた 知らない誰かが
[00:54.18]替わる替わる 欲望を吐き出し
[00:59.08]溜め息一つ、想いは二つ、
[01:03.71]欲情の渦 嗚咽にまみれる日々
[01:11.70]
[01:18.56]所詮私の無い物ねだり
[01:23.76]替わる替わる 欲望を吐き出させ
[01:28.61]溜め息一つ、もう一つ深く、
[01:33.41]生きては苦界、死して灰となり
[01:38.55]
[01:38.81]産まれてきて死ぬまで外界を知らぬ籠の鳥
[01:48.38]染み付いたこの壁が私を離してはくれない
[01:56.40]
[01:58.48]蜘蛛の糸 絡め取られた
[02:02.66]行き場のない蝶のように
[02:07.58]逃げ出す事も 許されず
[02:11.42]嗚呼、咲いては散ってしまうわ
[02:16.97]
[02:18.01]都合いい様に振り回して
[02:22.33]まるでガラクタみたいに
[02:27.16]投げ棄てられて玩ばれるの
[02:32.18]帰る場所なんて何処にもないの
[02:36.72]分かってる
[02:38.25]
[03:46.53]染み付いた冷たい壁は目の前を塞ぎ
[03:54.62]まだ高く届かず私をここに縛り付けるの
[04:03.56]
[04:05.22]蜘蛛の糸 ハラハラ切れて
[04:09.41]行き場のない蝶のように
[04:14.28]逃げ出す事も 許されず
[04:18.05]嗚呼、咲いては散る運命でも
[04:24.77]都合いい様に振り回して
[04:29.11]私、ガラクタみたいね
[04:34.05]投げ棄てられて玩ばれるの
[04:39.00]帰る場所はここしかない
[04:43.22]籠の鳥
[04:45.17]
[05:14.95]終わり
[05:16.95]


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[ti:愛すれど虚しく、]
[ar:シュヴァルツカイン]
[al:薄氷の華]
[by:ruki11]

[00:00.11]「愛すれど虚しく、」
[00:05.11]シュヴァルツカイン
[00:08.11]詞/歪美 曲/渚
[00:11.11]
[01:06.81]覚えているでしょうか 霜降の季節迎える頃
[01:15.99]凍えた指の先に 温かな貴方の手が触れて
[01:24.92]
[01:25.28]煌々、きらめく一筋の光のように思えたの
[01:33.99]
[01:34.29]叶えられぬ恋だと 気付いては誰かに想い重ね
[01:43.41]見付けられぬ居場所に 戸惑いを抑え過ごす日々
[01:52.36]
[01:52.88]絡めた指先 残る貴方の吐息と温もりが
[02:01.86]頬を朱く染め上げ 深く、深く交わり合う度に
[02:11.11]埋まらぬ寂寞の朝
[02:14.24]
[02:14.44]愛すれば愛する程に切なく
[02:19.22]虚しさは此処から消えず
[02:24.04]人として此処に在りたくて、
[02:28.46]牡丹の落ちるその季節に
[02:32.70]愛すれば愛する程歪んでく
[02:37.46]愛情の果ての結末に
[02:42.32]越えられぬ互いの運命に
[02:46.76]星降りの夜の想いさえ途切れた
[02:54.36]
[03:29.79]行き摺りの街で傘をさす似た人見付ける度
[03:37.21]居る筈のない面影をふと、目で探してしまうの
[03:45.72]
[03:45.92]愛すれば愛する程に切なく
[03:50.69]虚しさは此処から消えず
[03:55.47]越えられぬ互いの運命に
[03:59.90]星降りの夜の約束も
[04:04.12]愛すれば愛する程歪んでく
[04:08.92]愛情の果ての結末に
[04:13.81]埋められぬ寂寞の朝に
[04:18.11]白い吐息の先 悴む手を引いて
[04:26.55]
[05:00.24]終わり
[05:02.24]


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[ti:ひがごとの眼 悔いてのち]
[ar:シュヴァルツカイン]
[al:薄氷の華]
[by:ruki11]

[00:00.11]「ひがごとの眼 悔いてのち」
[00:05.11]シュヴァルツカイン
[00:08.11]詞/歪美 曲/知哉
[00:11.11]
[00:20.19]後ろ手で指さす人が 嘲笑い鬼の眼が開く
[00:30.04]人知れぬ場所で手招く 鬼さんこちら手の鳴る方へ
[00:38.22]
[00:40.73]もういいかい まだだよ
[00:45.57]鴉が哭いたら ここは常闇
[00:50.22]
[00:58.77]廻々まわる輪廻の環をくぐり
[01:03.85]流れ落ちた滴は灰となり
[01:09.55]顔の無い人々が囁き
[01:13.77]偽善の面被る
[01:16.17]‐後ろの正面誰?‐
[01:20.61]
[01:29.53]"鬼さんこちら 手の鳴る方へ
[01:34.58]この指止まれと嘲笑い"
[01:39.15]
[01:39.69]そうさこの身体を抉るお前らの視線が俺を刺す
[01:44.68]醜い偽善の塊 声無き声は常世の闇へ
[01:50.18]
[02:08.44]火の粉を舞い上げて天を焦がせば
[02:13.60]理も嘘も灯火と消え
[02:19.18]見えぬ声に耳を澄ませば
[02:23.37]"ひがごとは在るべからず"と謂う
[02:28.66]…笑止
[02:30.52]
[03:08.11]廻々まわる輪廻の環をくぐり
[03:13.13]流れ落ちた滴は灰となり
[03:18.79]顔の無い人々が囁き
[03:23.16]偽善の面被る
[03:25.88]‐後ろの正面誰?‐
[03:31.17]
[03:52.69]終わり
[03:54.69]


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[ti:闇宵に亡く]
[ar:シュヴァルツカイン]
[al:薄氷の華]
[by:ruki11]

[00:00.11]「闇宵に亡く」
[00:05.11]シュヴァルツカイン
[00:08.11]詞/歪美 曲/渚
[00:11.11]
[00:54.77]…此処は冷たく 光さえ見えず
[01:05.25]この声は届かずに闇に溶けた
[01:16.42]
[01:37.25]薄弱と朦朧の中で消えた命
[01:48.02]静寂の朝はもう訪れる事は無い
[01:59.88]
[02:21.22]嗚呼
[02:23.01]孤独の悲しみよ、憎しみへと変われ
[02:32.71]声を枯らし叫んだ 声なき聲を聞いて
[02:43.29]
[03:25.22]無慈悲に振りかざした嘘と残酷にまみれた欲望を
[03:30.44]生きるべき存在から奪えばそれで満足だろう?
[03:35.56]
[03:35.76]嗚呼
[03:37.77]遺された者よりも深い悲しみ抱いて
[03:48.07]救われぬ痛みは何処へ行けばいい?
[03:58.05]この身を焦がす償いの唄よ
[04:04.03]制裁の雨となり 私の刃となれ、
[04:14.69]煉獄に嗤う
[04:19.42]
[04:41.78]終わり
[04:43.78]

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