2008-12-24

己龍 - 羞月閉花 [2008-12-24]


#01 獅噛ミ桜 (3:11)
#02 蛾ゲハ蝶 (4:25)
#03 逃避行 (3:55)
#04 恋心 (3:12)
#05 手鞠童女 (3:49)


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[ti:獅噛ミ桜]
[ar:己龍]
[al:羞月閉花]
[by:ruki11]

[00:00.11]「獅噛ミ桜」
[00:04.11]己龍
[00:07.11]詞/黒崎眞弥 曲/九条武政
[00:11.11]
[00:24.96]「離さない」「ずっと一緒だよ」
[00:30.12]あなた…言ってたじゃない
[00:35.40]
[00:38.69]四月、薄紅色に
[00:43.19]染まり二度目の春が
[00:47.54]窓辺から覗く桜 ざわめき始め
[00:54.78]唐突に告げられた彼からの言葉…
[00:59.59]
[01:00.94]「幸せにするから」
[01:03.36]抱き寄せ、口付けたじゃない…。
[01:06.15]此び部屋を出ていくの?
[01:08.10]あたしと想い出棄てて
[01:10.66]凡てを無っかた事にするのね
[01:14.78]唇噛み締めた
[01:16.86]涙目滲む昼下がり
[01:22.09]
[01:56.74]花弁、風に舞いひらりふわり
[01:59.58]儚く散った
[02:03.00]
[02:04.83]別離れを切り出した彼、縋る私…
[02:10.55]
[02:10.72]「ごめん…」冷めた顔で
[02:13.12]無責任すぎる一言
[02:15.95]嘘は要らないの
[02:18.09]アノ日見てしまったのだから
[02:20.42]そうよね…
[02:21.80]アタシ騙されていたんだわ
[02:24.64]アノ女ノ元へ…
[02:26.74]乗り換えるのね?
[02:28.13]
[02:28.24]「さよなら」背を向けて
[02:30.71]掴む腕は振り払われ
[02:33.16]ドアを開けようとした
[02:35.45]貴方の後ろ姿と
[02:37.84]窓から行きずりに春一片
[02:42.02]衝動的に鈍器を拾い上げ
[02:45.15]その背後から
[02:47.62]あああ”ァァあ”ァァ…
[02:51.18]
[03:05.16]終わり
[03:06.16]


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[ti:蛾ゲハ蝶]
[ar:己龍]
[al:羞月閉花]
[by:ruki11]

[00:00.11]「蛾ゲハ蝶」
[00:04.11]己龍
[00:07.11]詞・曲/酒井参輝
[00:10.11]
[00:35.92]君を見ていた…
[00:37.72]僕の○から君の□に
[00:43.04]逸らす事もなく唯、
[00:45.47]視線を贈り続けてた…
[00:50.37]君を見ていた…
[00:51.92]僕の○なら君の□も、
[00:57.15]ソノ先の君も近くに
[01:00.21]感じられるから…
[01:03.96]
[01:18.48]僕の部屋の中の
[01:20.76]○に気がついた君は、
[01:25.73]もう二度と
[01:27.10]僕に笑いかけてくれる
[01:29.79]事もないんだね…
[01:32.55]
[01:32.86]「明日の為に
[01:35.73]今日を過去に出来たなら、
[01:40.00]流れて消えた
[01:42.79]昨日にも意味を持たせられるかも…」
[01:46.52]
[01:46.97]ひらひらひらら
[01:48.71]ふわふわふわわ
[01:50.46]舞っては揺れる
[01:52.27]「蛾ゲハ蝶」
[01:54.00]落日を浴び
[01:55.80]朱の香を飾り
[01:57.52]キレイに咲いた
[01:59.27]「蛾ゲハ蝶」
[02:04.22]
[02:04.67]黒とも蜜色とも
[02:06.41]言えぬソノ背の翅に
[02:09.01]浮かんだ瞳に映るは
[02:11.77]歪な純愛を
[02:13.46]贈る僕か…
[02:14.81]歪な泪でソレを拒む君か…
[02:21.21]
[03:01.57]「過去を振り返らぬ様に、
[03:05.97]後ろ向きに歩いた君の浪打ち際も、
[03:12.75]気がつけばもがいていた…」
[03:15.44]
[03:15.80]ひらひらひらら
[03:17.60]ふわふわふわわ
[03:19.30]舞っては揺れる
[03:21.15]「蛾ゲハ蝶」
[03:26.00]
[03:26.43]もう少し、あと少し、
[03:28.19]君が僕を見る目が違えば…
[03:31.76]温かければ…
[03:33.61]コノ痛みも辛みも
[03:35.65]分かつ事が…ソノ先に
[03:38.28]見えた「僕的幸福論も」…
[03:40.83]何も出来ないから、
[03:42.63]せめて今日も君に
[03:44.75]一日を見守っているよ…
[03:50.60]
[04:21.99]終わり
[04:22.99]


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[ti:逃避行]
[ar:己龍]
[al:羞月閉花]
[by:ruki11]

[00:00.11]「逃避行」
[00:04.11]己龍
[00:07.11]詞・曲/酒井参輝
[00:10.11]
[00:34.47]知らないのは僕だけで、
[00:38.93]気がつけば独りぼっちで…
[00:43.65]「この指止まれ!」と呟いて、
[00:49.88]中指立てた…
[00:56.13]
[01:02.22]好きじゃないならそれでいい…
[01:04.64]嫌いならそう言えばいい…
[01:07.03]蔑みの眼差しも、
[01:09.28]罵声も、嘲り笑う声も…
[01:11.53]
[01:15.95]「僕は今まで誰からでも
[01:18.08]愛してもらえる存在なんだと
[01:20.77]それが当たり前の事だと
[01:22.51]信じ疑う事など何も無かった」
[01:24.91]
[01:25.12]「それは僕の理想論なんだと
[01:27.43]理解するのは簡単だった…
[01:29.84]現実逃避に夢を見ようか?
[01:32.15]あっちの水は甘いと信じて…」
[01:35.27]
[01:36.42]惜しまれない
[01:38.01]「サヨナラ」に手を振って
[01:40.62]偽善の泪に見た期待感…
[01:45.65]陽の当たらない部屋の片隅で
[01:49.71]干からびた花瓶に枯れた百合の花…
[01:55.45]
[02:17.79]知らないのは僕だけで、
[02:22.35]気がつけば独りぼっちで…
[02:26.90]「この指止まれ!」と呟いて、
[02:33.05]中指立てた…
[02:38.63]
[02:40.57]惜しまれない
[02:42.27]「サヨナラ」に手を振って
[02:44.89]偽善の泪に見た期待感…
[02:49.94]陽の当たらない部屋の片隅で
[02:53.97]干からびた花瓶に枯れた百合の花…
[02:58.65]
[02:59.05]君はもう二度と…
[03:03.70]僕の事をもう…
[03:08.05]愛に別れを告げたはずなのに
[03:12.63]未練が愛を離さない…
[03:17.31]
[03:49.92]終わり
[03:50.92]


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[ti:恋心]
[ar:己龍]
[al:羞月閉花]
[by:ruki11]

[00:00.11]「恋心」
[00:04.11]己龍
[00:07.11]詞・曲/酒井参輝
[00:10.11]
[00:30.58]僕の想いは満たされないから
[00:31.57]妄想の中で君を描いた
[00:32.92]
[00:35.23]夜な夜な独りで
[00:36.40]君との秘め事を…
[00:37.98]
[00:48.50]それでも僕は満たされないから
[00:49.94]妄想の中で君を描いた
[00:51.39]
[00:54.09]何時かは君の全てを奪えたら…
[00:56.40]
[00:56.41]この廻り廻る葛藤を
[01:01.64]どうすれば越えていけますか?
[01:06.99]本音は誰にも見せず、
[01:08.87]言えず…また僕が…
[01:12.10]「恋心」の為に犠牲となる…
[01:16.85]
[01:16.94]僕の気持ちは裏切られ…
[01:19.54]僕の涙は踏みにじられ…
[01:22.12]君を守りたいだけなのに、
[01:24.93]今の僕は無力すぎて…
[01:27.62]君の涙は涸れ果てて…
[01:30.04]君の笑顔も涸れ果てて…
[01:32.73]君にたかる不穏の駆除、
[01:35.24]幸せだけは僕が守ろう…
[01:40.77]
[02:26.17]僕の気持ちは裏切られ…
[02:28.89]僕の涙は踏みにじられ…
[02:31.40]君を守りたいだけなのに、
[02:34.16]今の僕は無力すぎて…
[02:36.87]君の涙は涸れ果てて…
[02:39.28]君の笑顔も涸れ果てて…
[02:41.92]君にたかる不穏の駆除、
[02:44.65]幸せだけは僕が守ろう…
[02:50.27]
[03:09.81]終わり
[03:10.81]


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[ti:手鞠童女]
[ar:己龍]
[al:羞月閉花]
[by:ruki11]

[00:00.11]「手鞠童女」
[00:04.11]己龍
[00:07.11]詞/黒崎眞弥 曲/九条武政
[00:11.11]
[00:24.39]手鞠唄が聞こえる
[00:26.57]鈴の音と混ざりながら
[00:29.29]ジワリジワジグリと
[00:31.46]耳の奥まで
[00:33.44]劈く痛み辛み
[00:35.77]のた打ち回る姿を
[00:38.52]ケタケタと笑う 金切り声
[00:42.05]
[00:42.69]魘され続ける夢狭間
[00:47.87]ぐるり廻る ニ拾四の針
[00:52.12]丑三つ時の 異様な空気に
[00:57.86]目を覚ました
[00:59.92]
[01:00.09]奇怪な夜 五体は囚われ
[01:02.99]恐怖は小止みなく
[01:05.52]じわり だらり ぬめる膏汗が
[01:11.07]蠢く影 雑然とした部屋を
[01:14.73]滲む蒼
[01:15.80]
[01:16.55]ゆらり、ゆらめく
[01:18.55]
[01:18.97]淡い浮游月に重ねた
[01:22.22]透き通るほど白い肌
[01:25.26]血汁も通わず蒼白く
[01:27.71]照らされる顔と
[01:30.78]双は蝋燭の灯の様に漂い
[01:36.71]目に焼き付く形相
[01:38.75]渦巻いた極彩色
[01:43.98]
[01:50.01]ひいや ふうや みいや よ
[01:53.47]いつや むうや
[01:56.47]綿の鞠つきて鈴の音「 」
[02:03.04]ななや このや とお
[02:06.44]
[02:06.69]「戯びませう」
[02:11.46]
[02:26.41]振袖から伸びた指先
[02:30.69]小さな諸手 鞠をつく指は
[02:36.18]
[02:36.49]剥がれた爪
[02:38.70]
[02:38.71]蠢く様 軋み頭ユラギマス
[02:44.10]ぐるり まわり 眩く視界が
[02:49.59]不動な儘 蒼然とした部屋を
[02:53.39]滲む紅
[02:54.40]
[02:54.80]にやり、にたりと
[02:57.16]
[02:57.66]薄紅で引いた唇を
[03:00.73]粘らせ嗤笑する童女
[03:03.78]這い摺る声に
[03:05.00]鈴の音は歪み纏綿した
[03:09.55]お河童の黒髪は
[03:12.06]うねりをあげながら
[03:15.26]覆い被さり絡み憑き
[03:17.64]視界をも遮る
[03:20.85]
[03:21.17]気付けば姿は無く
[03:23.49]鈴蟲の音色に安堵覚え
[03:28.23]視点を元に戻した其の時……
[03:32.53]
[03:32.84]目 の 前 に
[03:34.96]
[03:45.80]終わり
[03:46.80]

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